マナソープの生みの親がつくるスキンケアシリーズ
こちらは鳥取県の米子市。日本海に面した海産物の豊富な地域でありつつも、奥大山などの名峰に囲まれた、自然豊かな土地として知られています。
奥大山はアルプス山脈などと並び、中国地方では豊富な水の産地として古くから親しまれています。
そんな名水の地で長年スキンケア用品をつくりつづけているのが進製作所さんです。
みなさんは「マナソープ」という洗顔石けんをご存じでしょうか。
肌表面の古い角質を除去するピーリング*効果の高さが評判を呼び、いまも絶大な人気を誇る洗顔石けんです。大人ニキビや肌荒れに悩む人のあいだで口コミが広がり続け、累計販売数が累計230万個*を超えるヒット商品です。
いまでは全国の名だたる美容クリニックや皮膚科で広く販売されていることから、その品質の高さがうかがえます。
そんな美容系の商品開発におけるスペシャリスト集団である進製作所さんに、今回Standard Productsのオリジナル商品の開発を依頼しました。
まずは洗顔石けんのご紹介から。マナソープづくりの知見を最大限に活かした、長期低温熟成「枠練りコールドプロセス製法」のオリジナル石けんです。
石けんづくりの方法は大きく分けて「機械練り」と「枠練り」の2種類があります。
まず機械練りの特徴として、ほとんどの工程を機械でおこなうため大量生産が可能です。全成分の約95〜97%は石けん素地で、手洗い石けんなどに使用されるのが一般的です。
それに対して枠練り石けんは、作業の大半を手作業でおこないます。機械練りにくらべて生産数は落ちるのですが、石けん素地が75%程度のため残りの部分に美容成分などをたっぷり入れることができます。そのため特徴のある石けんづくりに向いているのですが、枠練り石けんの製造は容易なことではありません。
こちらは「鹸化(けんか)作業」と呼ばれる工程。まず天然成分のオイルなどの材料を混ぜる作業です。その日の気温や湿度によって製造の条件を変える必要があるデリケートな作業ですが、熟練の職人さんがていねいに調合を進めていきます。
そのあと攪拌(かくはん)の作業に入ります。この工程には高温で加熱しながらつくる「ホットプロセス製法」と、材料に熱を加えない「コールドプロセス製法」があります。
ホットプロセス製法のメリットは短時間で商品を製造することができるため効率的に商品製造が可能なことです。
コールドプロセス製法は製造に時間と手間がかかる反面、良質な成分が壊れにくいというメリットがあります。進製作所さんでは、低温長期熟成のコールドプロセス製法にこだわった石けんをつくり続けています。
美容成分の中には、植物油脂や植物エキス、天然色素など高温に弱い物質がたくさんあります。
コールドプロセス製法であれば熱によるダメージも少なく、熱に弱い美肌成分をしっかりと配合することができます。また、保湿成分のグリセリンも一緒に石けんの中に閉じ込めることができるため、コールドプロセス製法でつくった洗顔石けんはしっとりとした洗い上がりになるのがポイントです。
石けんに使われている水は大山の天然水由来。飲料用としても美味しく飲める、澄み渡った軟水を贅沢に使用しています。
攪拌の作業は美容成分をキレイに混ぜ合わせるために必要な工程ですが、コールドプロセス製法は「鹸化反応」という加水分解の際に起こる反応熱だけでおこないます。
その際の温度が1〜2℃違うだけで仕上がりが変わることもあるデリケートな作業ですが、素材によっては6時間以上も攪拌をしなければならないため、非常に手間がかかる工程です。
こうして長時間かけてできた石ケン素地を型枠の中に流し込み、さらに時間をかけて冷やし固まるまで待ちます。なお、枠練り石けんの名前の由来はこの工程に由来しています。
冷え固まったあとはそれぞれのサイズにカットし、乾燥して磨けば完成です。ここまでの工程でおよそ1ヶ月かかるため、とても手間ひまのかかる石けんです。
こうしてようやく完成した洗顔石けんはこちら。ピーリング*、保湿、毛穴洗浄の3種類です。
先述の低温熟成コールドプロセス製法の枠練り石けんであることはもちろん、使用している油脂*は植物由来100%です。
さらにパーム油*、ココナッツ油*、オリーブオイル*をブレンドし、ヒアルロン酸*を配合。洗顔をしながらしっかり保湿できる成分のため、洗い上がりがつっぱりにくいのもうれしいポイントです。
マナソープ製造のノウハウを最大限に活かした洗顔石けん。ぜひ一度お試しいただきたい自慢の逸品となりました。
そして進製作所さんが近年開発に力をいれているのが、美容フェイスマスクです。
マナソープほどの高品質な洗顔石けんをつくりあげたことで、たくさんの企業からオリジナル製品づくりの依頼が舞い込んでくることとなりました。いまでは石けんづくりのノウハウをさまざまな美容商品に広げています。
その中でも特筆すべきは美容フェイスマスクです。同社の強みであるスキンケア製品の知見が活かされた商品づくりは、業界内でも話題を呼び、いまでは数々の名だたる企業のOEM商品を製造しています。
今回のStandard Products用につくられた商品は、贅沢な美容成分がたくさん詰まったフェイスマスクとなりました。
シートには「旭化成(株)ベンリーゼ®」という上質な不織布を使用しています。生分解性の高い*天然由来の繊維でありながら、とてもすぐれた吸液性・保液性を発揮します。そのため美容成分を生地の中にたっぷり保液することができます。また、肌につけたときにおどろくほどの密着感があります。
さらに保湿液には美肌温泉として名高い「出雲湯村温泉水」を使用しており、成分が角質層までじっくり浸透します。
そして3種類それぞれの肌質に合わせた美容成分もたっぷり配合しています。
敏感肌用:濃密CICA*成分 + オーガニックラベンダー精油*
くすみ*肌用:ビタミンC誘導体* + アルブチン* + プルーン分解物*
乾燥肌用:ナイアシンアミド* + コラーゲン* + ホホバオイル*
一度ご使用いただけたらその使い心地の良さを実感いただけることと思います。
そしてこれらと同じシリーズの商品としてクレイソープとリップクリームがあります。
こちらのクレイソープは沖縄の泥灰岩*とモロッコの上質粘土*を組み合わせた、濃密泡の洗顔フォームです。おどろくほど泡立ちのいい弾力泡が、毛穴の汚れをしっかり吸着します。
そして最後にリップクリーム。主成分に米ぬか*とミツロウ*、五島産のツバキオイル*を配合した濃密うるおい処方です。お米由来の保湿成分が主原料で、無添加*のやさしいリップクリームです。
今回のスキンケアシリーズは、美容研究のスペシャリストである進製作所さんがこだわり抜いた自慢の逸品ばかりです。ぜひお試しください。
*CICA:ツボクサエキス(整肌成分) / ラベンダー精油:ラベンダー油(香料) / くすみ肌:乾燥によってくすんで見える肌 / ビタミンC 誘導体:アスコルビルグルコシド(整肌成分) / アルブチン(整肌成分) / プルーン分解物(整肌成分) / ナイアシンアミド(保湿成分) / コラーゲン:水溶性コラーゲン(保湿成分) / ホホバオイル:ホホバ種子油(保湿成分) / ピーリング:洗顔による / パーム油:洗浄成分 / ココナッツ油:ヤシ油(洗浄成分) / オリーブオイル:オリーブ果実油(洗浄成分) / 米ぬか:コメヌカ油:エモリエント成分 / ミツロウ(増粘剤) / ツバキオイル:ツバキ種子油(保湿成分) / 泥灰岩:海シルト(吸着成分) / モロッコ上質粘土:モロッコ溶岩クレイ(吸着成分) / 無添加:防腐剤、石油系界面活性剤、合成香料、鉱物油、合成色素、合成乳化剤 / 累計230万個以上:2023年9月時点 / 旭化成(株)ベンリーゼ®の生分解性についてくわしくはこちら F03X290